キャップジェミニ、SAPとのパートナーシップを強化し、欧州におけるデジタル主権とAIによる変革およびイノベーションを推進
欧州の厳格な規制産業を支援するため、強固なセキュリティと確実なコンプライアンスを実現する主権型テクノロジーパートナーシップを推進します。
パリ、2025年11月18日 — キャップジェミニは本日、SAPとのパートナーシップをさらに強化し、欧州全域の産業、特に公共部門、防衛、規制産業に向けて、エージェント型AIを活用した企業変革ソリューションの加速を発表しました。両社は、欧州の組織が安全かつ自律的にイノベーションを推進できるよう支援するため、主権型テクノロジーパートナーシップを立ち上げます。このパートナーシップは、欧州のデジタル主権を強化し、機密データや重要な業務を保護するために必要な管理を提供することを目的としています。当初はフランス、ドイツ、オランダ、英国に焦点を当て、今後欧州市場全体への拡大を計画しています。
地政学的な環境が変化する中、企業は強固なサイバーセキュリティを優先し、特に自律性が求められる分野でデータと業務を守るため、柔軟でモジュール型の主権型テクノロジー基盤を構築する必要があります。ソブリンクラウドは、専用環境でこうした適切な管理レベルを提供し、組織に安心と確実な制御をもたらします。
パートナーシップの強化を通じて、キャップジェミニはデータ管理、移行、AIガバナンスの専門知識と、ソブリンクラウド運用プラットフォームを組み合わせ、エンドツーエンドのエージェント型AIソリューションを統制・展開・運用します。SAPは、長年培ってきたデジタル業務のセキュリティに関する知見を活かし、ソブリンクラウドソリューションを提供します。欧州で開発されたAIモデルとデータ基盤、ソブリンクラウド環境を活用し、信頼性と効率性に優れたエージェント型AIソリューションを提供し、インテリジェントなワークフローを実現します。
キャップジェミニCEOのAiman Ezzatは次のように述べています。「欧州がデジタル時代に強みを発揮するためには、果断に行動するリーダーの存在が不可欠です。現在、欧州の組織は、AIによるイノベーションを推進する一方で、厳格な主権要件とセキュリティ要件への対応という二重の課題に直面しています。この課題を克服するには、企業と政府の緊密な連携が欠かせません。
キャップジェミニは、信頼性・コンプライアンス・安全性の最高水準を維持しながら、エージェント型AIの幅広い機能を活用し、クライアントに価値を提供できる理想的な立場にあります。SAPとのパートナーシップ強化は、テクノロジーがビジネスや社会の中核となる時代に、欧州企業が競争力を強化し、責任ある成長を実現するための基盤づくりを支援することを目的としています。」
SAP SEのCEO、Christian Klein氏は次のように述べています。「デジタル主権は信頼とイノベーションの鍵であり、組織が安心してテクノロジーを導入・進化させるための基盤です。
キャップジェミニとのパートナーシップ強化は、欧州におけるデジタルおよびテクノロジー主権の新たなベンチマークを打ち立てます。両社は、あらゆる産業において、組織が安全かつ自律的にイノベーションを推進できるよう、信頼性とコンプライアンスを備えたソブリンAIソリューションの提供を目指しています。」
過去40年以上にわたり、キャップジェミニとSAPは世界中のクライアントに対し、複雑な企業変革をリードし、進化し続けながら今日のデジタル経済の要求に応えてきました。最近、キャップジェミニはSyniti(大規模なSAPデータ変革のリーダー)とCloud4C(ハイブリッド&ソブリンクラウド対応の自動化型マネージドサービス提供企業)を買収しました。これにより、キャップジェミニはこの分野におけるリーダーシップを一層強化しています。
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