Skip to Content

マイクロソフトと協業し、組織のオペレーションの見直しを支援する“クラウドネイティブなデジタルツインソリューション”を提供

October 12, 2022

【2022年10月12日パリ発】キャップジェミニは、マイクロソフトと協業し、この分野では初となる、サーバーレスなAzureベースのデジタルツインプラットフォーム「ReflectIoD」を提供することを発表しました。セキュアかつ拡張性の高いプラットフォームは、Azure suiteのクラス最高レベルのアーキテクチャならびに技術コンポーネントを活用して、組織のオペレーションとメンテナンス効率の変革をサポートします。企業のインテリジェントインダストリーの実現と持続可能なビジネス価値創出をけん引するものです。さらに、組織のライフサイクルとエコシステム全体を通じて、標準化されたブラウンフィールド管理[1]に対する高まるニーズにも対応できるようになります。

組織のライフサイクルにおいては、さまざまな資産から、さまざまな形式で、さまざまな関係者によって、膨大な量のデータが生成されます。そしてそのデータは、多くの場合、さまざまなITサイロに蓄積されます。企業の担当者が、必要なデータに瞬時にアクセスして全方位的に資産を把握し、オペレーション・メンテナンス・資産活用を最適化する上での障壁となっているのです。ReflectIoDは、こうした問題に対処するため、1Dから3D・点群データ[2]・地理情報・OT・IoTデータ[2]など[3]、複数システム上のフォーマットの異なるデータを統合し、独自の参照情報として資産デジタルツインを生成します。進化型データモデル上に構築されており、Azure Digital TwinsとAzure IoTを活用して、さまざまな業界や組織に合わせたカスタマイズが可能です。またオペレーションとメンテナンスを改善する付加価値サービスも提供されます。資産の全体像を把握することで、複数地域にまたがるチーム間でのデータセントリックな協働と連携が図られ、横断的な意思決定が改善され、新サービスを創出できるようになります。

キャップジェミニ、デジタルマニュファクチャリング&サプライチェーングループ・オファーリーダーのJean-Pierre Petitは、次のように述べています。「現場でのデジタルツイン展開の成功の鍵を握るのは、漸進的なユースケースとデータドリブンなアプローチです。拡張性に優れた、設計によって設定を変更できる、この新しいプラットフォームを導入することで、やりとりの時間が短縮され、組織内のサイロが破壊され、業務効率が向上します。そして、組織の持続的なビジネス価値創造をけん引できるようになります。キャップジェミニは、マイクロソフトの卓越したクラウド技術を用いて、組織がオペレーションを見直し、未来の製造業・未来のビジネスエコシステムを具現化できると確信しています」

マイクロソフトの製造・サプライチェーン部門、グローバル戦略・セールスリーダーのÇağlayan Arkan氏は、次のように述べています。「キャップジェミニとの協業を通じて、資産のライフサイクル全体にわたって生成されたデータから、より多くの価値をシームレスに引き出せる機会を提供できるようになります。製造業は、クラウドサービスとデジタルツインのパワーを活用することで、『System of Record(記録を目的としたシステム)』から『System of Reality(現実を目的としたシステム)』へと移行できます。そして、独自性ある加速度的な競争優位性を大規模にけん引できるようなるのです」

キャップジェミニのデジタルエンジニアリングチームならびにマニュファクチャリングチームは、より持続可能な未来へ向けて、スマート工場、スマート建物、スマートインフラの構築を支援しています。


詳細はこちらをご覧ください。

[1]グリーンフィールド(新たに建築される資産)とは対照的に、すでに建築された建物やインフラのオペレーションを示します

[2]三次元上の点群データ

[3]制御・運用技術・モノのインターネット

[4] エンタープライズ・リソース・プランニング、プロダクト・ライフサイクル・マネジメント、エンタープライズ・アセット・マネジメントを含む