業界/セクター
銀行・市場系

部門紹介

当部門は、設立から4年ほどの若い部門ではありますが、グローバル組織をてこに、経験豊富なエキスパートを揃え、世界中のプロジェクト事例を踏まえた、地に足のついたサービスのご提供により、日本のお客様から大きな信頼を獲得しています。

少子高齢化社会のさらなる進展により、経済規模が縮小する一方で、Big Techやフィンテックスタートアップなど、規制緩和を背景とした、異業種からの参入は増加し、競争は激しくなるばかりで、落ち着く気配はありません。

当部門では、こうしたマーケットの変化を捉えつつ、デジタル戦略の策定から、ソリューションの選定・導入・保守に至るまで、銀行および市場系業務における課題に対応し、ご支援してまいります。


サービスを通じて、銀行業界のデジタル戦略、市場系システム導入を支援

銀行業界向けデジタル戦略策定支援サービス
異業種からの銀行ビジネスへの参入に伴い、破壊的なマーケットの変化が起きています。従来ビジネスの延長としてCXを抜本的に強化し対応するのか、または、従来のビジネスの延長線上にはないことを明確にするために別ブランドを立ち上げるのか、対象マーケットは国内か、海外か、デジタル化の推進には経営レベルの意思決定が不可欠となっています。
一方で、デジタル化の推進には、全く新しいテクノロジーに対する正しい理解が極めて重要です。

戦略策定から、ソリューションの選定、導入、保守、運用に至るまで、ワンストップでお客様をご支援いたします。

<主なプロジェクト例>
●デジタルブランド戦略の立案支援
●オペレーションモデルの策定支援
●目的達成に向けたロードマップ作成
●全体計画策定、実行支援

コアバンキングソリューション導入サービス
Temenosをはじめ、多くの主要なコアバンキングソリューションプロバイダーとグローバルで強固なアライアンス関係を築いています。ーデジタル時代においてコアバンキングにどのような役割があるのか?ー デジタルというとUI/UXの話になりがちです。しかしながら、デジタルといっても、見た目の話ではなく、オムニチャネルやユニファイドコマースなど高度な戦略を取り入れようとすれば、コアバンキングによる対応が不可欠であり、むしろ、本当の差別化はコアバンキングにこそある、と言っても過言ではありません。コアバンキングの更改などという話になると、通常は人生で何度も経験することではなく、誰でも慎重になりがちです。

当社は、全世界に数千名のコアバンキング導入の専門家がおり、世界中のお客様へサービスを提供するため、日々導入経験を積んでおり、それをアクセラレーターとして蓄積し、より効率的なサービスのご提供に活かしています。

<主なプロジェクト例>
●将来的な経営戦略と現行システムアーキテクチャの評価
●課題識別と解決策の検討
●ソリューション選定、導入、運用

AMLオペレーションの効率化
FATFの勧告やそれを受けた各国当局の規制に基づき、多くの金融機関はこの数年間、AML領域に大幅な投資を行ってきました。それは、多くの成果を出すとともに、フォールスポジティブの解消などといった大規模なオペレーションを生むことにもなりました。

当社は、ウォルフスバーグ参加行13行中、9行で実績のあるOracle FCCMによるAMLオペレーションの高度化を推進いたします。また当局から要請されるリスク評価書のレビューからAMLオペレーションの改革支援など国内外のAML/CFTに通じたプロフェッショナルによるサービスを提供しています。

<主なプロジェクト例>
●次世代AMLソリューション選定支援
●AMLソリューションオフショア導入
●AMLオペレーション改革計画支援 & ビジネスサービス実行

トレードファイナンスなど、コーポレートバンキングビジネスにおける業務効率化
トレードファイナンスは、従来からさまざまな対応が行われてきたものの、なかなかオペレーションコストが最適化されない領域の一つです。

当社は、計画立案だけでなく、オフショアにてトレードファイナンスBPOを実践している、数少ないコンサルティング会社の一つです。業務効率化にあたっては、現行プロセスの評価と課題の抽出から、ターゲットオペレーティングモデルの策定、ギャップ解消の検討(BPR、RPAやAIの導入)、サービスモデルの策定と実行計画の立案まで、一貫したサービス提供が可能です。

<主なプロジェクト例>
●海外支店貿易金融オペレーションの統一化と集中化分析支援
●オペレーションコストのASIS分析とTOBEモデル検討支援

グローバルIT Right Shore® サービス
ITコストは、特に規制業種である銀行にあっては、リスク管理高度化のもとに、年々高まるばかりです。過去には、オフショアベンダーとの契約に基づき、保守業務をすべてオフショアのアウトソーシング企業へ外注するなど、意欲的な試みが行われてきましたが、コストだけでなく、品質を含めて成果を見た場合、必ずしも満足のいく効果は得られず、昨今では、オフショアの活用意欲は、以前よりも後退しているように思えます。そこには、マザーマーケットが英語圏ではないという特殊性が大きな影響を与えていると考えます。

当社は、マザーマーケットが英語圏ではない(フランス語圏)ことから、同じような課題に直面するとともに、自国内におけるお客様もフランス語圏であるという、日本と同じような状況にありました。そこで、タスクに応じて、On Shore、Near Shore、Off Shoreを使い分けて、最適な組織体制を構築するRight Shore®というモデルを開発しました。このモデルを日本のようなマザーマーケットが英語圏ではないお客様へも導入することよって、品質を保ちながら、ITコストの最適化をご支援します。

<主なプロジェクト例>
●キャプティブアウトソース分析支援
●ITオフショア最適国・地域選定支援
●インド開発拠点設立

市場系ソリューション導入サービス
Murexをはじめとした、多くの市場系ソリューションプロバイダーとグローバルの強固なアライアンス関係を築いています。バーゼル規制をはじめとした各種リスク管理への対応、プレトレードの強化など、昨今の市場系業務における課題について、最適なソリューションを選定、課題解決を提供します。

市場系システムは、数十年前に、スクラッチ開発されたシステムを長年保守メンテナンスして活用してきているケースがありますが、時間の経過とともにシステムが複雑化、また、当該プラットフォームに対するエンジニアの確保も難しくなる中で、メンテナンス期限のリスクが高まり、コストは上昇を続けています。抜本的な対策として、市場系システムのコアアーキテクチャをパッケージソリューションで置き換え、Reg Techとして活用していく手法が考えられます。

<主なプロジェクト例>
●市場系ソリューションアーキテクチャ再構築
●市場系ソリューション新規導入、保守、アップグレード
●当初証拠金規制対応
●FRTBレポーティング対応
●LIBOR公表停止対応


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