World Quality Report 2021-22:
アジリティが譲れないものとなり、品質保証はソフトウェアデリバリーに不可欠となっている

公開日

  • テストは、ソフトウェア開発ライフサイクルにおいて障害と見なされなくなっているが、その実現における要因となっている。
  • 組織は、品質保証プログラムにおける人工知能(AI)と機械学習(ML)の技術の有効活用を望んでいる。


【2021年12月13日、東京発】
キャップジェミ二株式会社は、本日、キャップジェミニ、ソジェッティ、およびMicro Focus社が9月30日に発行した『World Quality Report 2021-2022』(WQR)第13版の日本語版レポートをリリースしました。このレポートによると
、品質保証(QA)の重要性に関する組織の意識が高まるにつれ、QAに対してより統合されたアプローチへと大きくシフトしています。WQRによれば、品質保証とテストにおける重要な傾向が大きく進展しているため、人工知能(AI)、アジャイル、DevOpsなどについての意識の変化が全体的に明確になっており、特にインテリジェントインダストリー[1]の分野が進化しています。 

また、テストとQAへの期待がより現実的になってきており、カスタマーエクスペリエンスの向上(63%)、セキュリティの強化(62%)、ビジネスニーズへの対応(61%)、高品質なソフトウェアソリューション(61%)など、IT戦略の最重点分野がほぼ均等に重視されています。

品質保証におけるAIの信頼性の向上
組織の間では、AIとMLの技術を品質保証プログラムで有効活用したいという要望が高まっています。WQRによると、回答者の半数近く(48%)が「AIとMLプラットフォームに必要なテスト実行データのリポジトリーを用意している」、42%が「これらのプラットフォームが提供するインテリジェンスを事業主は信頼している」、46%が「組織は、AI/MLプラットフォームが提供するインテリジェンスに基づいて自発的に行動する」と回答しています。品質保証におけるAIの信頼性は高く、計画は強固なものであり、AIとMLの技術を品質保証プログラムで有効活用するためのスキルとツールキットが開発されています。それにもかかわらず、品質保証におけるAIは、まだ成熟の域に達していません。WQRによれば、AIのテスト戦略とテスト設計スキルに対するニーズは高まっていますが、組織がAIの複雑さ、AIを活用する際の課題、AI自体のテストの難しさを実感し始めています。

企業はアジャイルとDevOpsの成果をQAで獲得している
QAとテストにアジャイルとDevOpsを採用する傾向は続いており、アジャイルとDevOpsをさらに重視することで、生産性とソフトウェア品質の向上、コストの改善など、企業はすでに成果を得ています。 WQRによると、回答者がDevOpsをうまく採用するために最も重要だと思う要因の割合が大きく変化しており、回答者の過半数(52%)が「ビジネスの優先事項が最も重要な要因と考えている」と回答しています。これは、昨年から11ポイント増えています。一方、テクノロジースタックの重要性は低下しており、テクノロジースタックを第一要因とした回答者は、2020年の65%に対し、今年はわずか49%にとどまりました。

ただし、アジャイルチームにテストのプロによる専門知識が欠如している点は、依然として課題です。ソフトウェア開発チームとテストチームの境界が曖昧になるにつれ、組織では品質を担当する全従業員のコラボレーションとスキルアップにフォーカスする必要があります。

テストの未来とはインテリジェントである
まもなく品質保証チームが起源となってインテリジェントインダストリーが急成長するため、時間、エネルギー、予算の割当ての面で莫大な価値が生じます。WQRによると、組織はデジタルトランスフォーメーションの実現を望んでおり、インテリジェントインダストリーを押し上げる主な要因として、効率性の向上(47%)、品質の向上(46%)、アジリティと柔軟性の向上(44%)、カスタマーエクスペリエンスの向上(43%)などが挙げられています。組織でインテリジェントインダストリーを達成するには、まずマネジメントの同意を得て、実現可能性を実証する必要があります。回答者の実に42%が「インテリジェントインダストリーを進めるために、既存のテストラボを5G、IoT、AI、自律システムの機能でアップグレードする計画がある」と回答しています。このためには多大な投資が必要であり、最短期間で最大の価値を提供する製品とサービスへの投資、および人材への投資にフォーカスする必要があります。

キャップジェミニ・グループのDigital Assurance and Quality Engineering部門のグローバルリーダーMark Buenenのコメント:「今年のWQRを見ると、品質保証に対する意識の変化と関心の高まりがあることは明らかです。」「パンデミックにより、あらゆる業界の組織にとってアジリティの重要性が増しています。また、ITが最新のものになり、アジリティの実現に向けて環境がクラウドに移行するにつれて、品質保証の妥当性と価値に対する企業の意識が高まっています。その結果、この分野、特にインテリジェントインダストリーを可能にするテクノロジーへの投資が増加しています。」

Micro Focus社の上席副社長兼ジェネラルマネージャー – ITOM製品グループおよびADM製品グループ、CTOオフィスおよび製品セキュリティのリーダーRohit de Souzaのコメント:「WQRは独自のグローバル調査です。今年の調査では、新しい導入方法、AI成長の継続、QAへのアジャイルとDevOpsプラクティスの採用など、パンデミックの影響を受けたアプリケーション要件の変化の影響が浮き彫りになっています。」「お客様がさまざまなデバイスや環境でソフトウェアの品質、速度、生産性、セキュリティ、およびカスタマーエクスペリエンス全体の向上を目指す中で、これらの調査結果により、AI主導の絶え間ない品質およびテスト自動化ツールを通じて、組織が現代化イニシアチブを進める必要性が示されています。」

詳細な情報と調査に基づく推奨事項については、レポート全文を参照してください。

World Quality Report 2021の調査方法
World Quality Reportは、世界32か国、10業界の1,750人に及ぶCIOやその他の上級技術専門職を対象にインタビューを実施し、アプリケーションの品質およびテストの傾向を分析した唯一のグローバルレポートです。World Quality Reportは2009年から毎年発行されています。今年で第13版となる『World Quality Report 2021-22』では、コンピューターを利用した電話インタビューによるデータ収集法を採用しています。『World Quality Report 2021-22』の作成に当たり、回答者を7つのグループ(CIO、アプリケーション担当VP、ITディレクター、QA/テストマネージャー、CDO/CMO、CTO/プロダクトヘッド)に分けて分析を行い、それに基づいて定量的なインタビューを実施、その後定性的な掘り下げたディスカッションを行うことで、世界中を対象とした調査を実現しています。

キャップジェミニについて
キャップジェミニは、テクノロジーの力を活用して企業ビジネスの変革・管理を支援するパートナーシップにおけるグローバルリーダーです。キャップジェミニ・グループは、テクノロジーを通して人々が持つエネルギーを解き放つことで、包摂的で持続可能な未来を目指し、日々まい進しています。私たちは、世界約50ケ国の30万人に及ぶチームメンバーから成る、極めて多様的で責任感の強い組織です。キャップジェミニは、50年にわたって積み上げてきた経験と実績そして豊かな専門知識を活かし、クラウド、データ、AI、コネクティビティ、ソフトウェア、デジタルエンジニアリング、プラットフォームなど、急速に進化するイノベーティブなテクノロジーを原動力として、戦略から設計、オペレーションに至るまで、お客様の幅広いビジネスニーズすべてに対応して、お客様から厚い信頼をいただいています。グループ全体の2020年度の売上は、160億ユーロです。

Get The Future You Want – 望む未来を手に入れよう | www.capgemini.com


ソジェッティについて
ソジェッティは、キャップジェミニ・グループの一員として、世界の100ヶ所以上でオペレーションを展開しています。ソジェッティは、テクノロジーのさまざまな機会を最大限に活用するためにお客様やパートナー企業と密接に連携し、アジリティとスピードを融合して、AIと自動化を原動力とするデジタルアシュアランス&テスト、クラウド&サイバーセキュリティの分野で、お客様のニーズに合った未来にフォーカスしたイノベーティブなソリューションを提供いたします。ソジェッティは、実践的な「Value in the Making」アプローチとテクノロジーへの情熱をもって、お客様がデジタルジャーニーを迅速に進められるよう、お客様を支援いたします。

詳しくはwww.sogeti.comにアクセスしてください。

Micro Focusについて
Micro Focusは全世界で4万社の顧客にエンタープライズソフトウェアを提供し、 デジタル変革のための基盤を築いています。強固なアナリティクスエコシステムに支えられた広範なポートフォリオによって、既存のテクノロジーと新しいテクノロジーとのギャップを橋渡しするように設計された、お客様を中心とする実用的なソリューションを提供し、組織によるスマート・デジタル・トランスフォーメーションが可能になります。そしてハイテク、ローリスクを実現します。

 

 

[1] データ主導のインテリジェントインダストリーとは、物理世界とデジタル世界を結び付けるデジタルトランスフォーメーションに関してキャップジェミニが使用する用語です。インテリジェントインダストリーは、データの力を利用してイノベーションを促進し、区別された新しい「スマート」製品を製造して、サプライチェーンを改善し、新しいカスタマーエクスペリエンスを生み出して、新たな価値の源を提供します。これは、組織が組込みソフトウェア、データ、5G、エッジコンピューティング、AI、自動化、モノのインターネット(IoT)を使用して、自分たちが何をするのか、どうやってそれを実現させるのかを再考する方法を探るものです。

WQR 2021-22

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