デジタルツインは、
企業の持続可能性の課題を達成するためのカタリスト(触媒)である

公開日

1/3の企業がデジタルツインを導入し、エネルギー消費と排出の把握・予測を実施

【2022年5月30日、パリ発】 – キャップジェミニ・リサーチ・インスティテュートが発表した「Digital Twins: Adding Intelligence to the Real World」レポートによると、主要産業の60%の企業が、業績向上のためだけでなく、持続可能性の課題を達成するためのカタリスト(触媒)としてデジタルツイン[1]に傾注しています。企業は物理世界に実在するものをコンピューター上で再現するデジタルツインを、リソース活用の改善、二酸化炭素排出量削減、供給・輸送ネットワークの最適化、従業員の安全性向上に役立てることができます。

この最新のレポートは、デジタルツインの導入が今後5年間で平均36%増加することを明らかにしています。これは、自動車、航空宇宙、ライフサイエンス、エネルギーおよび公共事業を始めとするあらゆる主要産業においてデジタル・ツイン・テクノロジーの需要が増大することを示しており、バリューチェーンに従ってデジタル・トランスフォーメーション・ジャーニーを推進し、業務にインテリジェンスを追加しようとする企業がこれを牽引します。調査対象企業は、コスト削減効果(79%)とテクノロジーの進歩(77%)がデジタルツイン投資の重要な推進要因である、と回答しています。

また、57%の企業が、持続可能性の取り組みを強化する上でデジタル・ツイン・テクノロジーが極めて重要である、と回答しています。これには、ESG(環境・社会・ガバナンス)の公約実行に注力する企業が増加していることが反映されています。デジタルツインは、リスクを軽減してコラボレーションを拡大する柔軟な働き方を提供することで、バリューチェーンに従ってリソース活用を最適化しながら収益性を高める、またとないチャンスを生み出します。

調査対象企業の1/3以上(34%)が、エネルギー消費と排出を把握・予測する目的でデジタルツインをすでに大規模に導入している、と回答しています。消費財業界と、エネルギーおよび公共事業業界はこのユースケースをリードしており、それぞれ52%と50%の企業が、業務の持続可能性へのメリットを得るために仮想レプリカを活用しています。全体として、デジタル・ツイン・テクノロジーの導入をすでに開始している企業は、持続可能性の指標において平均16%の改善を実現しています。

キャップジェミニ、インテリジェントインダストリー部門ヘッドのRoshan Gyaは次のように述べています。「物理とデジタルのギャップを埋めるデジタルツインは、企業に価値をアンロックさせ、データ、テクノロジー、ビジネスプロセス全体に相乗効果をもたらし、インテリジェント・インダストリー・トランスフォーメーション[2]の中核となります。デジタルツインは、収益性を高め持続可能な未来を実現しながら、インテリジェントオペレーションのジャーニーを加速する企業に、またとないチャンスを提供します」

レポート完全版(英語版)はこちらからダウンロードしてご覧いただけます。

調査方法

キャップジェミニは、大手企業がデジタル・ツイン・トランスフォーメーションに対してどのようにアプローチしているかを把握するために、ライフサイエンス、消費財、エネルギーおよび公共事業、ディスクリート型製造業、インフラストラクチャーの所有者やオペレーターなど、さまざまな業界の1,000社から情報を収集しました。調査対象企業の80%でデジタル・ツイン・プログラムが進行中であり、それ以外の企業はプログラムの開始を計画しています。また、各業界の専門家や学者、シンクタンクに対し14件の詳細なインタビューを実施しました。

キャップジェミニについて

キャップジェミニは、テクノロジーの力を活用して企業ビジネスの変革・推進を支援するパートナーシップにおけるグローバルリーダーです。キャップジェミニ・グループは、テクノロジーを通して人々が持つエネルギーを解き放つことで、包摂的で持続可能な未来を目指し、日々まい進しています。私たちは、世界約50ケ国の34万人に及ぶチームメンバーから成る、極めて多様的で責任感の強い組織です。キャップジェミニは、55年にわたって積み上げてきた経験と実績そして豊かな専門知識を活かし、クラウド、データ、AI、コネクティビティ、ソフトウェア、デジタルエンジニアリング、プラットフォームなど、急速に進化するイノベーティブなテクノロジーを原動力として、戦略から設計、オペレーションに至るまで、お客様の幅広いビジネスニーズすべてに対応して、お客様から厚い信頼をいただいています。グループ全体の2021年度の売上は、180億ユーロです。

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キャップジェミニ・リサーチ・インスティテュートについて

キャップジェミニ・リサーチ・インスティテュートは、デジタル全般に関するキャップジェミニの社内シンクタンクです。この組織は、大規模な従来型/既存のビジネスに対するデジタル技術の影響について調査し、その結果を公開しています。ここでは、チームがキャップジェミニのエキスパートたちによる世界規模でのネットワークを活用し、教育機関や技術パートナーたちと緊密に連携しています。キャップジェミニ・リサーチ・インスティテュートは、インド、イギリス、シンガポールおよびアメリカに専用のリサーチセンターを開設しています。独立系アナリスト企業からリサーチの品質を認められ、世界ナンバーワンの格付けを得ています。詳細は、以下をご覧ください。https://www.capgemini.com/jp-jp/capgemini-research-institute/

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[1] A digital twin is a virtual replica of a physical system that can model, simulate, monitor, analyze, and constantly optimize the physical world. It aims to bridge the “physical-digital” gap at the right frequency and fidelity, thereby improving performance and sustainability. Used in a multitude of cases across the value chain – from design and conception through to manufacturing and production – the technology provides a remote, collaborative, and flexible way of working. It can function as a tool to experiment with different scenarios and assess the impact of each decision without any real-world risks, leading to faster time to market, lower costs and improved safety.

[2] Capgemini coined the term “‘Intelligent Industry”’ to describe the next era of transformation. Intelligent Industry is about fostering synergies between the digital and engineering worlds to help companies build intelligent products, operations, and services, at scale. Intelligent Industry brings together engineering, IT, and digital and thereby allows a convergence of the physical and virtual worlds.

【本件に関するお問い合わせ先】
キャップジェミニ株式会社
マーケティング&コミュニケーションズ
marketingjapan.jp@capgemini.com

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