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サステナブル・モビリティ

顧客や自動車購入者は、今日、どのような体験をしているのでしょうか。そして、自動車OEMが持続可能性を競争力に変えるためには、どうすればよいのでしょうか?

サステナビリティは自動車業界のホットな話題であり、多くの研究が行われています。

それにもかかわらず、大手自動車 OEM(相手先ブランド製造メーカー)との仕事を通じて当社は、「消費者の視点から見た自動車の持続可能性」にあまり理解されていない側面があることに気づきました。

近年、食品や衣料品などサステナブルな製品に対する消費者の関心や支払意欲は高まり続けています。環境に優しい自動車についても同じことが言えるようで、2020 年には電気自動車(EV)の販売が急増しました。しかし、この傾向が持続可能性に対する顧客の熱意によるものなのか、あるいは政府の実質的な奨励措置によるものなのかは定かではありません。

そこで私たちは、消費者が車を買おうと思った時点から購入、使用に至るまでの間に、実際にどのような体験をしたかを調査しました。その中でも特に「もともと持続可能性に高い関心を持っていた消費者の視点」と「購入に至るまでの過程で、持続可能性に対する熱意を引き出し、高めることができたか」という点について、興味深い調査結果が出ています。レポートでは後者を「Excitement factor(興味を引き出す要因)」として紹介しています。

本レポートでは、調査の背景や方法を詳しく説明しています。また、調査結果と併せて、自動車 OEM メーカーがこの調査結果を活用して、顧客が本当に望んでいる一貫したサステナビリティ体験の提供を始める方法を提言しています。