産業用5Gを早期導入した企業の60%がすでに運用効率の向上を実現

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「5Gの機能は、大多数の早期導入企業にとって期待どおり、またはそれ以上」、「5Gが提供する機会について、多くの企業が楽観的」
― キャップジェミニ・リサーチ・インスティテュートのレポートより 

【2021年8月12日:東京発】
キャップジェミ二株式会社は、本日、キャップジェミニ・リサーチ・インスティテュート が6月22日にリリースした『Accelerating the 5G Industrial Revolution: State of 5G and edge in industrial operations』の日本語版レポート『5G産業革命を加速するために ― インダストリアルオペレーションにおける5G&エッジコンピューティングの現状』をリリースしました。
このレポートによると、産業用5Gの導入はいまだアイデアや計画の段階であり、パイロット段階以降に進んだインダストリアル企業は30%にとどまっています。これは、通信事業者やまだ動き出していないインダストリアル企業にとって、絶好のチャンスであることを意味します。

今回の調査によれば、インダストリアル企業の40%が、2年以内に1拠点に大規模な5G展開を実施したいと考えており、早期導入企業の経験により、この数は増えるかもしれません。まさにパラダイムシフトと言えるでしょう。5Gのトライアルと早期実装は力強いビジネス利益をもたらしています。早期導入企業の60%が「5Gはより高い業務効率の実現に役立つ」、43%が「柔軟性の向上を実現した」と答えています。

今回の調査では、インダストリアル企業は、「5Gが新たな製品やサービス、ビジネスモデルの導入を可能にし、今後の収益に貢献する」と楽観的な見通しを立てていることも明らかになりました。実際に、インダストリアル企業の51%が「5Gを活用した新製品の提供」、60%が「5Gによって実現される新サービスの提供」を計画しています。

さらに、インダストリアル企業は、5Gイニシアチブにおけるエッジコンピューティングの役割を認識しており、5Gのポテンシャルをフルに実現するためにはエッジコンピューティングが不可欠であると考えています。調査によれば、企業の64%が3年以内に5Gベースのエッジコンピューティングサービスの導入を計画しています。これを可能にするのが、5Gによって提供されるより優れたパフォーマンス、信頼性、データセキュリティ、プライバシーです。また、調査対象の全インダストリアル企業の3分の1以上がプライベート5Gネットワークを導入したいと考えています。プライベート5Gネットワークへの関心が最も高いのは半導体・ハイテク分野(50%)、その次が航空宇宙・防衛分野(46%)です。

広範な5G導入を妨げる課題とは

本レポートでは、企業が5Gのポテンシャルをフルに活用するために取り組むべき課題として、以下を取り上げています。

  • 5Gと既存のネットワークやITシステムとの統合:企業は、標準化された相互運用性のあるソリューションの欠如が、組み立てやテストの所要時間の増加につながることに気づいています。
  • 5Gユースケースの定義付けと投資回収率の見積もり:特にブラウンフィールド環境では、有線接続など既存の選択肢やケーブル交換のコストと比較して投資の回収を評価する必要があります。
  • サイバーセキュリティの管理:信頼できる適格なベンダーの選定が困難であること、さまざまなネットワーク展開シナリオのセキュリティへの影響を予測すること、リスクへの曝露を減らすための社内プロセスが欠如していることなどから、サイバーセキュリティの管理が不可欠です。今回の調査では、インダストリアル企業の70%が、サイバーセキュリティの管理を5Gの導入に伴う重要な課題と捉えています。
  • マルチベンダー環境のオーケストレーション:5Gソリューションを構成する複数の機能コンポーネントを実現するためのマルチベンダー環境の編成もまた課題のひとつで、インダストリアル企業の69%が複数のベンダーを特定し、参加させ、管理することを重大な障壁と考えています。

G」はグリーンの「G

5Gは、その本質的にエネルギー効率の高い設計を通じて、また環境や持続可能性にフォーカスしたユースケースを実現する能力を通じて、環境に直接的また間接的に多くのメリットをもたらします。しかし、一方で環境リスクをもたらすという側面もまた存在しており、インダストリアル企業は環境への懸念を認識し、すでにその対応策を検討しています。今回の調査では、インダストリアル企業の半数以上(53%)が、自社の5G実装によって生じる環境への影響を軽減することが企業の優先事項のひとつであると回答しています。また、インダストリアル企業の3分の2以上(67%)は、5G調達決定の一環として、5G事業者、ベンダー、サプライヤーの持続可能性に関する認証を考慮することを計画しています。

キャップジェミニの5G&エッジコンピューティング部門のグループリーダーであるFotis Karonisは、「産業用5Gは、インテリジェントインダストリーのポテンシャルを解き放ち、データ駆動型のデジタルトランスフォーメーションを加速するための重要な触媒です」、「企業は、5Gのメリットを活用していかなければなりません。そのためには、専門知識を共有し、明日のためのイノベーティブでサステナブルなソリューションを共同で創り出すためのエコシステムに参加することが必要です。反復の要素は必要ですが、企業は5Gエコシステムを活用してソリューションを共同でテストし、エコシステムの進化に合わせてアプローチを微調整しながら、フルスケールの5G導入を進めていくべきです」と述べています。

企業が5Gを実装する際には、最適なネットワークモデル、適切なパートナー集団、そしてニーズに合った最もインパクトのあるユースケースを見極める必要があります。特に通信事業者は、単にコネクティビティを提供するプロバイダーから、業界に特化したソリューションを提供するプロバイダーとなるために、必要な能力を迅速に構築する必要があります。通信事業者はすでに、プライベート5Gネットワークのニーズに合わせて、自社の5G戦略を調整しつつあります。レポートによると、通信事業者の63%が産業グレードのプライベートネットワークソリューションをすでに立ち上げおり、また残りのうち86%が今後2年以内に同様のサービスのロールアウトを予定しています。また、エッジコンピューティングはこの戦略に欠かせないものと捉えられており、通信事業者の37%がすでに5Gベースのエッジコンピューティングのサービスを提供、61%が3年以内の提供を計画しています。

調査手法

今回のレポートに先立ち、キャップジェミニは、5Gの導入を予定している世界のインダストリアル企業1,000社のシニアエグゼクティブ(ディレクタークラス以上)を対象に一次調査の行いました。また、5Gネットワークの展開を実施または予定している通信事業者75社のエグゼクティブ150人に対しても調査を実施しました。さらに、5Gに取り組んでいる大規模なインダストリアル企業ならびに通信事業者のエキスパート25名、5Gエコシステム内の他のプレイヤーに対して詳細なインタビューを行いました。今回の調査は、私たちが2019年に実施した、インダストリアル企業の5G導入への意欲に関する調査、『5G in Industrial Operations』に基づいたものです。

レポートはこちらからダウンロードできます。ぜひお読みください。

キャップジェミニについて

キャップジェミニは、テクノロジーの力を活用して企業ビジネスの変革・管理を支援するパートナーシップにおけるグローバルリーダーです。キャップジェミニ・グループは、テクノロジーを通して人々が持つエネルギーを解き放つことで、包摂的で持続可能な未来を目指し、日々まい進しています。私たちは、世界約50ケ国の29万人に及ぶチームメンバーから成る、極めて多様的で責任感の強い組織です。キャップジェミニは、50年にわたって積み上げてきた経験と実績そして豊かな専門知識を活かし、クラウド、データ、AI、コネクティビティ、ソフトウェア、デジタルエンジニアリング、プラットフォームなど、急速に進化するイノベーティブなテクノロジーを原動力として、戦略から設計、オペレーションに至るまで、お客様の幅広いビジネスニーズすべてに対応して、お客様から厚い信頼をいただいています。グループ全体の2020年度の売上は、160億ユーロです。

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キャップジェミニ・リサーチ・インスティテュートについて

キャップジェミニ・リサーチ・インスティテュートは、デジタル全般に関するキャップジェミニの社内シンクタンクです。この組織は、大規模な従来型/既存のビジネスに対するデジタル技術の影響について調査し、その結果を公開しています。ここでは、チームがキャップジェミニのエキスパートたちによる世界規模でのネットワークを活用し、教育機関や技術パートナーたちと緊密に連携しています。キャップジェミニ・リサーチ・インスティテュートは、インド、シンガポール、イギリスおよびアメリカに専用のリサーチセンターを開設しています。最近、独立系アナリスト企業からリサーチの品質を認められ、世界ナンバーワンの格付けを得ています。

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◆本件に関するお問い合わせ先
キャップジェミニ株式会社
マーケティング・コミュニケーション部
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