―キャップジェミニのミッション―
SERIES1: 欧州最大級コンサルの日本代表が語るビジネス環境の変化に対応するための3要素とは

(『キャップジェミニのミッション 』 は、2021年11月24日-2022年7月に日経電子版広告特集に連載)

1967年創業の欧州最大級のコンサルティングファーム、キャップジェミニ。世界の約50カ国の拠点をベースにビジネスを展開し、売り上げは2兆円を超え、30万人の従業員を抱える。カバーする領域は、クラウド、データ、AI(人工知能)、コネクティビティー、ソフトウエア、デジタルエンジニアリング、プラットフォームなど幅広い。2013年に設立された日本法人を牽引(けんいん)する保積弘康執行役員社長に、同社の強みとフォーカスするビジネスについて話を聞いた。


激変するビジネス環境

日本企業には変革が必要

Ι 海外に長く滞在して、グローバルでビジネスをしてきた保積弘康社長から見て、日本企業の課題はどこにあるとお考えですか。


保積弘康氏(以下、保積)今、日本企業のビジネス環境に大きく三つの変化が起きています。国内市場の成熟化による縮小に対応したグローバル化、急速に進むデジタル化、そしてカーボンニュートラルやSDGs(持続可能な開発目標)に象徴される新たな社会的責任です。既存のビジネスを守りながら、こうした三つの変化に攻めの姿勢で臨まなければなりません。

そのためには抜本的な変革が必要です。船の漕ぎ方を変えるのではなく、船そのものを帆掛け船から蒸気船に変えなければなりません。すり合わせの調整では限界にきています。日本企業が得意とする現場力だけでは解決につながる大改造はできません。

今求められているのは、経営トップの強力なリーダーシップと変革に臨む覚悟です。そしてグローバルな視点から変革をやり遂げるためのノウハウを持ったパートナーです。

変革への道筋は多くの困難が伴います。多くのグローバル企業の変革を経験し、グローバルな変革のための知見を持った当社にお声をかけていただける理由はそこにあります。

キャップジェミニ株式会社 執行役員社長 保積弘康 氏

Ι コンサルティングファームとして他社との違いはどんなところにあるのでしょうか。


(保積) もともとはフランスの企業ですが、50年の間に約50カ国に拠点が広がり、グローバルなネットワークを展開していることが強みです。

もう一つの違いがエンジニアリングサービスを展開していることです。30万人の従業員のうち5万人がIoTビジネスや5Gを使ったスマートファクトリー、デジタルツインなどのリアルなビジネスに携わっています。電気自動車(EV)の設計やデザインから手掛け、部品調達、組み立て、テストまで実施し、プロトタイプを自動車メーカーに引き渡すといったことまで行っています。

ITを中心としたデジタルエンジニアリングの企業でしたが、2019年にエンジニアリング企業のアルトランを買収し、研究開発部門と統合することで事業領域を大きく広げました。これによって、コンサルティングサービスに加えて、エンジニアリングサービスのグローバルリーダーのポジションを確立しました。


グローバルに展開する企業に

最適な体制とノウハウを提供

Ι どのようなサービスを提供しているのでしょうか。


(保積) グローバルにビジネスを展開する日本のトップ企業に、海外を含めた統一されたビジネスの構想からシステム構築、保守運用までをトータルに、世界中でサポートしています。こうしたサービスを提供できる日本企業はほとんどいないと自負しています。

重要なのは、海外にパートナー企業がいることではなく、すべてを把握してマネジメントすることです。そのためには海外に拠点を展開していることと、プロジェクトメンバーがバイリンガルで議論できることが必要です。私たちはそれを前提に組織をつくってきました。

日本のある医薬品のトップ企業では、グローバルな経営を実現するためにデータドリブン経営に移行しました。そのパートナーに選ばれたのが当社です。50カ国でのデータとシステムの統一を3年半でやり遂げました。

このプロジェクトでは、バイリンガルの40~50人で構成される日本のチームがオンサイトで携わり、海外のチームと連携してローコストでシステム構築まで行いました。コンサルティングからシステムの構築、運用までトータルで請け負い、日本人らしいバランス感覚を持ち、グローバルで展開できるという当社の強みが発揮されたプロジェクトです。

先ほども指摘したように、今はグローバル化とデジタル化が急加速しています。フォーチュン500(Fortune 500)に位置づけられるような日本のトップ企業の多くが私たちの顧客ですが、彼らの市場はもはや日本ではありません。

そうした企業では、オペレーションやシステムをグローバルで統一するための再構築が急務であり、グローバルなネットワークと総合的な知見を持つベンダーが求められています。私たちはそれに対応できる組織づくりを行ってきて、今、それが高く評価されています。

上流から実装、運用までトータルで請け負い、グローバルに拠点を持つ当社は、デジタル・トランスフォーメーションを進めようというトップ企業にとって欠かせないパートナーとして認識されています。今後はエンジニアリングサービスの案件も増えてくると予想しています。

Ι 顧客としてはどのような業種が多いのでしょうか。


(保積) 金融がメインでしたが、最近では製造業、自動車、ハイテクという業種も多くなっています。ビジネスのグローバル化のために当社がパートナーに選ばれることが増えています。銀行のお客様においては、アジアにモデルバンクをつくってほしいというご要望に応じて、構想策定からシステム構築まで請け負うこともありました。

グローバル化における強みの一つはパッケージソフトの経験です。例えば、保険業界向けプラットフォーム「ガイドワイア」について、当社は日本のどのベンダーよりも精通しています。だからこそパッケージとしての良さを生かしながら、コストを抑えて希望に沿ったシステムを構築できます。そこが高く評価されているのです。


語学力と気概に加えて

多様性とオープンマインドな人材を

Ι 日本での組織や体制の特徴について教えてください。


(保積) 国と国をまたいだコラボレーション、ビジネス展開をしている企業を支援できることが大きな特徴です。2013年に日本法人を設立したときは40人ほどの規模でしたが、今では1500人となっています。そのうち600人が日本、それ以外はオフショアのインドと中国から従事しており、この三つの拠点から日本企業をサポートしています。

日本法人でありながら社員の半分は外国人で、日本にいる従業員も基本的にバイリンガルです。国の枠組みを超えてグローバルにビジネスを展開する企業をサポートするために、初めからこうした人員構成に注力してきました。

Ι 最後に御社が求める人材像についてお聞かせください


(保積) 求めているのはグローバルでコミュニケーションができる人です。それは単に語学力が高いということではありません。多様性を尊重し、自分の意見を述べつつ、人の意見を聞くことができるオープンなマインドです。また、フランス語に「ラニヤック」という言葉がありますが、最後まで諦めない、という気持ちがあることも大事です。

社内にはそういうトレーニング・プログラムがたくさん用意されています。デジタル化、グローバル化に関心があり、やってやるぞという気概がある人と一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

※『キャップジェミニのミッション 』 は、2021年11月24日-2022年7月に日経電子版広告特集に連載。掲載記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます。

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