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Client story

日系大手自動車OEMメーカー

自動化ソリューションを活用して分析プロセスを効率化

Client: Japanese automotive OEM
Region: Japan
Sector: Automotive

Business Need / Challenge:
有限要素解析(FEA)プロセスを見直し、プロセストランスフォーメーションを実行して、効率化・高品質化を図る

Solution:
クライアントよりキャップジェミニに対し、既存プロセスの見直しと前処理・分析・後処理の各工程における自動化の機会についての提案を依頼。キャップジェミニと連携し、有限要素解析(FEA) プロセスの見直しと効率・精度の向上を目的とした「自動化導入プロジェクト」を立ち上げ、課題解決を推進

Benefit (Results Count):

  • 前処理工程におけるコネクタ素子の製作に要する時間を最大98%短縮
  • 前処理工程におけるファスナーのメッシュ自動化に要する時間を最大90%短縮
  • FEA結果の後処理工程におけるレポートの自動生成に要する時間を最大97%削減

より効率的なプロセスを実現

クライアントは、既存の有限要素解析(FEA)プロセスでは、同社が掲げるさらなる目標を十分に達成できないと考え、従来のアプローチを全面的に見直して効率化の機会を特定する必要があると判断しました。しかし、このような分析のメリットを最大限に活かすためには、技術的な専門知識が必要であり、自動車業界と自動化の経験を持つパートナーを見つける必要がありました。同社のステークホルダーは「このプロジェクトの主な目的は、エンジニアの作業時間の短縮・プロセスの標準化・品質向上です」と述べています。

そして、クライアントは、プロジェクトのパートナーとしてキャップジェミニを選びまし た。このパ-トナーシップのもと、キャップジェミニはクライアントと協力して、セクター固有の知識やより効率的なプロセスのビジョン、真のレビューを最適な形で実行するために必要な技術的専門知識を組み合わせて、プロジェクトを開始するための計画と調整を始めました。

自動化の機会を特定し、それに基づいて行動する

まず、キャップジェミニは、このプロジェクトで取り組まなければならない課題を理解するために、ベンダーエンジニアとの一連のセッションを設定し、管理することから始めました。さらに、このような個人レベルの専門知識をいかに活用して既存のプロセスと効率を向上させるのか、その具体的な方法を提示して、お客様の理解を深めました。

レビュー終了後、お客様とキャップジェミニは、自動化が可能な特定のプロセス一式について合意しました。本プロジェクトでは、アジャイルな方法で作業を進めることで、絶えず進化する要件への対応が可能です。プロジェクトチームは、キャップジェミニのRightshore®アプローチ を使用して、前処理、分析デッキの準備、後処理の作業方法の見直しを行いました。最終的には、それまで手作業で行われていた反復的でエラーが多発しやすい3つのプロセスを最初のターゲットとして選び、 それぞれをより効率的かつ正確に実行するための自動化ソリューションを開発しました。

自動化されたソリューションがもたらす未来

3か月半に渡るプロジェクトを経て、お客様は有限要素解(FEA)に関わるプロセスの改善に必要な特定の課題に取り組むための3部構成の自動化ソリューションをリリースしました。その結果、この自動車OEMでは、これまでこれらのタスクを行うためにかなりの時間を費やしていた従業員を 人間的な視点を必要とする、より付加価値の高い作業に割り当てることができるようになりました。さらに、前処理工程におけるコネクタ素子の製作に要する時間を最大98%、前処理工程におけるファスナーのメッシュ自動化に要する時間を最大90%、FEA結果の後処理工程におけるレポートの自動生成に要する時間を最大97%短縮することができました。

プロジェクトの成功を受けて、本自動車OEMとキャップジェミニは、この関係を継続 ― さらなる自動化の機会を特定し他のプロセスの効率化を実現し続けていきます。

大手自動車OEMメーカー、主要ステークホルダーのコメント

「キャップジェミニはアジャイル方式で私たちと協働し、提案や機能性に対応する際、非常に高い柔軟性を示してきました。成果物の品質も高く、ビジネスユーザーの受け入れられるソリューションが納品されてきました。全体的な効率の向上と取り組みの結果は充実したものとなっています 」