Alstom社と共同でVirtual Trainを構築

キャップジェミニは、Alstomと協力してVirtual Trainソリューションを構築しました。このソリューションは、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)、そして複合現実(Mixed Reality)を活用して列車システムを検証する、スマートエンジニアリングソリューションで、権威ある賞を受賞しました。

 

Virtual Trainは、Alstomと共同開発した没入型ソリューションです。このスマートエンジニアリングソリューションは、Alstomの生産拠点で実施する各種テストベンチと実際の列車の施設・設備のシステム検証および妥当性確認(V&V)にフォーカスするものです。Virtual Trainは、革新的な方法でVRとARを活用し、Alstomのシステム検証プロセスをデジタル化します。

企業にとって、生産性や信頼性、その他さまざまな観点から、紙ベースの文書から没入型技術へのデジタルトランスフォーメーションは欠かせません。しかし、VR、AR技術の進化を見ると、これらの技術を既存のシステムに統合するのは容易ではないことがわかります。実際、さまざまな業界で満足できる本番使用のためのARエンジンの安定性はいまだ実現に至っていません。キャップジェミニのアプローチは、仮想環境および/または実環境に組み込まれたシステムをモデル化し、アニメーションを使用して、MRとAlstomのテストリソースを結び付けるソリューションの開発を可能にしました。このアプローチにより、オペレーターはシナリオの妥当性を一目で確認することができるようになり、オペレーターによるテストの解釈が大幅に加速、合理化されます。

システムベンチの初期のテストフェーズでは、観察された誤作動や問題の分析に要する時間をアプリケーションによって30%短縮しました。システムの状態をリアルタイムでダイレクトに視覚化することにより、Alstomのオペレーターたちは、機器・装置と対話形式で情報をやり取りして、データベースのパラメータを変更できるようになるので、ドアの動きやアンビエント照明の変更、コンピューターフレームの解釈の表示など、機器・装置の動きの3D視覚化を用いて、制御画面上でさまざまな最先端のテストシナリオモデルを実行できます。Virtual Trainは、システム全体をシミュレートしたビューを正確に提供して、最終納品時のAlstomの列車に信頼性を実現します。キャップジェミニは、汎用モジュールを使用して、CADからさまざまなモデルをインポートし、物理環境内のあらゆるタイプのオブジェクトを較正し、シミュレートしたデータを拡張現実で実際の機器・装置上に表示します。

Virtual Trainソリューションは、2019年3月26日から28日にフランス・リールで開催された、最も重要な鉄道エキジビションのひとつであるSIFERのBest Large Enterprise部門で、「2019 ERCI Innovation Award」を受賞しました。キャップジェミニは、最高のイノベーションのみならず、Virtual Trainソリューションの大きな経済的優位性についても、審査員から評価をいただきました。

Success Story with Alstom

Alstom社と共同でVirtual Trainを構築